はじめまして!銭湯大好き、熱血京大生のちくりんです!みなさん、銭湯、行ってますか?僕は毎日行っております。
京都の銭湯は全制覇、それだけにとどまらず日本全国の銭湯をチャリで巡って参りました。
高2の夏休みに地元の名古屋から元サッカー部4人組で京都までママチャリを漕いでやって来たあの夏の大冒険以来、
僕はチャリ旅にのめり込み、日本中をチャリで走って回って来ました。日に100kmも200kmもチャリを漕いでたどり着いた旅先で地元の銭湯に行き、大きな湯船にざぶんと浸かって疲れを癒す、最高の瞬間です。
そうして僕は気が付けば47都道府県を走破、大学を4回留年していました。やっべっ。
でも仕方がないです、とめられてもやめられないんだから!学年は留まってますけどね!

ま、それはさておき、そんな僕は昨年3月に消滅寸前だった京大銭湯サークルを3代目会長として引き継ぎ、ものの1ヶ月で100人以上集めて大復活、そのマンパワーを活かして京大の斜向かいにある東山湯温泉の風呂掃除を営業終了後の深夜に手伝ったりなんかしていたら、その破竹の勢いが人の目に留まりまして、テレビに出たり、ラジオに出たり、新聞やネットニュースに載ったりした結果、ついには行政からもお声がけ頂くようになり、この春左京区役所で行われたイベントにゲストスピーカーとして呼ばれて行った先でハンケイ500m編集長のしんこさんと知り合い、現在こうして筆を取るに至るわけでございます。
私ちくりん、正直躍進がとまりません!しかし!まさかそんな僕がここに来て毎日の銭湯通いをやめることになろうとは、、、
毎日銭湯に行っていたために2年半住んでいた熊野寮のコインシャワーを2回しか使わなかったこの僕がですよ、、、
私ちくりん、銭湯に行き過ぎて気が付けば番台に立って働くようになり、そしてなんとついには銭湯の店主になってしまいました!自宅が銭湯になってしまったんです!
時は2019年まで遡り、京大入学と同時に人力俥夫のアルバイトを始めた僕は、これまで6年間東山の街を人力車を引いて走り続けて来ました。
そして仕事終わりに汗を流しに事務所の近所の銭湯に通っていたんですが、そのうちの一つであるサウナの梅湯にスカウトされて2年前からアルバイトとして働いておりました。
そんな中、僕が人力車終わりに通っていたもう一つの銭湯、五条の大黒湯が今年2月末に休業、そのまま4月に廃業されまして。

以来、大黒湯に通われていた宮川町の舞妓さん達が深夜にわざわざタクシーに乗って隣町のサウナの梅湯までお風呂に入りに来られているのを番台で見届けながら、なんとかできないものかと思っていた折に、サウナの梅湯をはじめとし今では10軒の銭湯を経営する銭湯継業専門集団、株式会社ゆとなみ社社長の湊三次郎から大黒湯継業の打診を受けたのです。
これまで6年間人力車を引いて走らせて頂きお世話になってきた東山の街の人々、舞妓さん芸妓さんらに恩返しをしたいという思いから僕は大黒湯の継業を即断即決、京大に休学届を提出し、京大銭湯サークルの仲間達の力を借りて3ヶ月かけて改修や清掃を実行、9月1日に大黒湯を復活オープンさせたのです!
改めまして!大黒湯の若大将ちくりんです!以後お見知り置きを!

ライター
竹林昂大
PROFILE
愛知県名古屋市出身。金メダルをかじった市長と同じ高校を卒業後、2年間の浪人を経て京都大学工学部に進学。東山の街を人力車を引いて走ったり、キャンプをしながら自転車で47都道府県を全部走ったりと多方面に奔走した結果4度留年。2024年3月には消滅寸前だった京大銭湯サークルを引き継ぎ1ヶ月で100人以上集めて復活させるなど、その活躍ぶりから各種メディア出演も多数。2025年9月からは廃業した五条の大黒湯を継業し店主として番台に立つ日々を送っている。彼女募集中。