アトツギワールド
「跡継ぎ」を「アトツギ」と呼び、新たな目線で「事業承継」をとらえなおす本コラム。連載で、アトツギの可能性に迫ります。
あるお寺のアトツギさんの話。
学生のとき後を継ぐ気はなく、「宗教は気持ち悪い」とまで思っていました。周囲がみな就職するのと、「稼げそう」と金融機関に就職。しかし担当する融資が本当に相手のためになっているのか? と葛藤を抱えていた頃、祖母の死に直面。
同時期、たまたま目にした仏教の法話の動画がきっかけで、宗教のおもしろさに気付きます。そこから僧侶になると決意し、実家の寺へ。
そのアトツギさんは、「これまでの人生では、自分で選択をしていなかった」と振り返ります。仏教でいう「自由」は「自らに由(よ)る」、つまり、「自分に矢印を向けよ」という教え。自由だからこそ、アトツギとして何がしたいのか? 自分に問い続けることが大切です。

ライター
小野寺 亮太
PROFILE
アトツギオタクを自称し、「アトツギ」の魅力やおもしろさを伝える活動家。1990年、京都府生まれ。同志社大学卒。父方は飲食兼土産物販売店、母方は工務店を営む両親のもとに生まれるも、普段は京都市役所に勤務。2024年、趣味で「アトツギラボ」というコミュニティを立ち上げ、対話と言語化を大切にする活動を開始。
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