愛知県名古屋市中区出身、全身の血管には赤味噌が流れています、ちくりんです。先日、京都愛知県人会の総会にご招待いただきまして、同郷の先輩方を前に30分ほど講演させていただいた際に冒頭で同じ挨拶をして滑りました。おかしいな、僕は名古屋市出身であってとこなめ市出身じゃあないんですがね。「常に滑る」と書いて、常滑ってね。失礼しました、また滑ってしまいました。愛知県常滑市ご出身の方、大変申し訳ございません。
京都愛知県人会というのは、ざっくり言えば京都在住の愛知県にゆかりのある人々が集まる会です。なにも愛知県だけではなく、京都を除いた46都道府県全てのふるさとの集いがありまして、実は鴨川納涼祭の屋台って各都道府県の会の方々がそれぞれの郷土料理を振る舞っているものなんだそうです。みなさんは知ってました?僕は全然知りませんでした。ああいうカップルがたくさんいそうなイベントは精神衛生上の理由で避けてきたので。


京都はもうすぐ祇園祭ですが、これもほとんど見に行ったことがありません。カップルがいっぱいいるので。それもそうですがなにより祇園祭って大学の期末試験の直前なんですよね。そんなもん行ってる場合じゃあないんですよ!単位の方が大事です!勉強勉強!!(by 4留)
ちなみに今年の祇園祭ではお神輿を担がせていただくことになりました。先月のえびす神社の神幸祭でお神輿を担がせていただいた際にお世話になった大黒湯の常連さんにご紹介いただき、京都の三大神輿会の一つ、三若会に入らせていただきまして。来る祇園祭に備えて大黒湯スタッフ一同毎週日曜日に神輿の練習会に参加させていただいております。ホイットーホイットー!!

冒頭の挨拶こそ滑ってしまったものの、講演そのものについてはそこそこおもろい話ができたかと思います。名古屋で20年生まれ育った僕が大学で京都に来てから7年、いかにして風呂屋の大将をするに至ったか、自己紹介が長くなり過ぎて事前に提出していた「銭湯とコミュニティ」という肝心のトークテーマには軽く触れる程度になってしまいましたが、「その辺はYouTubeに僕が17分半喋ってる動画が上がっているのでご興味ある方はそちらをご覧ください」と言ってうまいこと誤魔化しておきました。
その動画というのは、一年前に僕がTEDxKyotoUniversityに登壇した際の映像のことです。TEDxとはアメリカ発のプレゼンイベントであるTEDの公式からライセンスを受けた世界中の各団体によって開催されるTED同様のプレゼンイベントで、僕は京大版のTEDxに京大銭湯サークル会長としての活躍からスピーカーとして選ばれ、医学部のでっかいホールで200人の聴衆を前に「銭湯とコミュニティ」というテーマでトークを披露させていただいたのでした。この時の繋がりから当時TEDxKyotoUniversityの運営を担っていた一人の男がやがて大黒湯で働くようになり、今では副店長として大黒湯の運営をがっつり手伝ってくれています。スピーカーのオファーが来た時は「3留(当時)してるやつをステージに上げるなんてどうかしてるんじゃないか、運営の悪ふざけでは」と若干の戸惑いはありましたが、堂々としゃしゃり出てしゃべくってよかったです。副店長の彼なしには今の大黒湯はまわらない程に助けられていますので。
イベント当日の段階では契約書への押印がまだだったので明言は避けましたが、トークの終盤で僕自身が銭湯を継業することを仄めかしています。このイベントの2週間後にはすでに京大銭湯サークルのみんなと大黒湯の掃除に取り掛かり始めていました。

2025年6月1日、僕らが大黒湯の掃除に取り掛かり始めたあの日から一年が経ちました。京大銭湯サークルのみんなと朝から晩まで汗だくになりながら掃除をして、深夜にみんなで歩いて隣の銭湯まで行ったあの夏の日々が早くも懐かしいです。指紋がなくなるまでスポンジでタイルを擦ったり、握力がなくなるまでスクレーパーでスケール汚れをこそぎ落としたり、全てのタイルの目地が白くなるまで一列一列高圧洗浄機を当て続けたり、貯水タンクの中に入って溜まった砂利を何十袋も掻き出したり、窯の中に潜り込んで真っ黒になりながら煤を掻き出したり、全身埃まみれになりながら2階の床下の掃除をしたり、、、、それまで人力車で稼いだお金は全て自転車旅行に注ぎ込んで生きてきた僕には何の蓄えもなく、みんなには飯と風呂を奢るくらいしかできませんでしたが、本当によく手伝ってくれました。みんなありがとう。

そんなみんなに支えられながら駆け抜けてきた大黒湯、おかげさまで経営の方はすこぶる順調です。しかし世の大流には逆らえません。ホルムズ海峡封鎖の影響が極東の島国のまちの銭湯にも及んでいます。燃料費の爆発的な高騰。打開策として、大黒湯も薪沸かしを始めました!!
薪の安定した調達や保管場所の確保など解決すべき課題もあり、まだ完全にとはいきませんが、重油から薪へと燃料を徐々に移行していく予定です。これで大幅に燃料費が削減できるはず!
ただ銭湯を継業し営業を継続させるだけでなく、経営を改善し利益を生み出す。持続可能な形で銭湯を未来に残していくためにはお金もしっかり稼がなくてはなりません!!
目指せ大黒湯大繁盛!!みんなこれからも頼りにしてるぜ!!

P.S.
鴨川レース、今年も2位でした。3年連続の2位。もう一年間鍛えて来年出直します。
