京都のマイナ~な旅
京都には、まだまだ知られていない素敵なスポットがいっぱい。文化人やアーティストがマイナーな路線・沿線地域を巡り、その魅力をご紹介します。レポーターは、モデル・俳優・MCなど多彩に活躍されている大倉士門さん。京都でお仕事がある際や年末年始には、ご親戚が住む洛西地域をよく訪れているそう。そんな京都愛溢れる大倉さんに、洛西地域からほど近い嵐山エリアの知る人ぞ知る魅力を紹介していただきます!

モデル・俳優
大倉士門さん
PROFILE
1992年生まれ。京都府京田辺市出身。ファッション誌『Popteen』のメンズモデルとしてデビュー。俳優としても活動し、映画「イタズラなKiss THE MOVIE」、「便利屋エレジー」、テレビドラマ「トモダチゲーム」などに出演。2022年10月にモデルでタレントの”みちょぱ”こと池田美優と結婚。地元京都では、2025年より京田辺市PR大使を務めるほか、KBS京都で冠番組「京暮士門」にも出演し、活躍の場を広げている。
渡月橋を臨む「福田美術館」で、アートとスイーツのコラボ体験

世界中から観光客が訪れ、賑わう観光地、京都・嵐山。その中心部から渡月橋沿いに少し西へ歩くと、かつて平安貴族たちが別荘を構え、舟遊びを楽しんだ静穏な風致が広がります。そんな歴史あるロケーションに佇む福田美術館(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)は、喧騒を離れて美術と景観を心ゆくまで堪能できる、知る人ぞ知る穴場スポット。江戸時代から近代までの日本画を中心としたコレクションとともに、かつての貴族たちも愛でたであろう嵐山の絶景を、静かな空間からゆっくりと臨むことができます。

取材に訪れた日は、「奇想の画家」とも呼ばれる伊藤若冲にスポットを当てた企画展『若冲にトリハダ! 野菜もウリ!』(現在は展示終了)が開催されていました。「美術館の中に一歩入った瞬間に、空間の使い方が贅沢だなと思いました。ひとつひとつの造作にもこだわりが感じられて、誰にも知られたくないけど、大事な友達にはおすすめしたいところですね」という大倉さん。

最新の展覧会情報は福田美術館HPをご覧ください。
館内には修復を終えた《果蔬図巻》と、重要文化財の《菜蟲譜》が並べて展示され、作品を見比べて楽しめました。また、初めて展示された《老松白鶴図》など、初期から晩年までの若冲の作品約40点をじっくり鑑賞できました。

美術館や展覧会は「ときどき訪れる」という大倉さん。青物問屋だった若冲らしく、果物や野菜など親しみやすい主題の絵画を前に、「『美術鑑賞に行く』と構える必要はなくて、『空間そのものを味わいにいく』感覚で気軽に楽しめました。福田美術館の心地よい空間に飾られた絵を眺めているだけで、自然とリフレッシュできますね」と、穏やかな笑顔で鑑賞を楽しんでいました。

アートを楽しんだ後は、館内併設カフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」でひと休み。「これぞ嵐山!」という渡月橋の絶景を目の前に、「自分だけの特等席にいるようで、すごく贅沢な気分です。十三参りの時にも渡った渡月橋は、幼い頃から何度も見ているはずなのに……“自分だけの渡月橋”と感じたのはこれが初めてです」と、大倉さんも声を弾ませていました。

カフェでは季節に応じて限定メニューが登場します。今回は「季節の福パフェ【レモンとブルーベリーのレアチーズムース】 」と「すももとライチのティーソーダ」、「キウイヨーグルト」を頂きます。

「レモンの爽やかな酸味とブルーベリーの甘酸っぱさが、夏にぴったりですね。ゼリーにムースに果物! めっちゃ贅沢なパフェです。 甘さが控えめなティーソーダ、キウイピューレの入ったヨーグルトも、体に優しく見た目にも美しいメニューがすごく好みです」とアートの余韻に浸りながらカフェタイムを満喫しました。


「お酒の神様」 松尾大社、現代庭園の傑作を堪能

アートに触れた後は、「お酒の神様」として知られる松尾大社を訪ねました。「松尾大社は、桂にあった祖母の家にも近く、子どもの頃からしょっちゅう来ていた思い出の場所」と話す大倉さん。境内にある「亀の井」の湧き水を加えてお酒を醸造すると腐らないという言い伝えがあり、全国の酒造会社が奉納した酒樽が山のように積まれています。「こんなにたくさん京都にはお酒があるんですね! 親戚が福井で酒蔵を営んでいるので、昔から日本酒が大好きなんです。以前、伏見のお酒を飲み比べをした時には、同じ伏見で作られていてもこんなに違うのかと驚きました」とテンションが上がります。


また、初夏から夏には、神様を慰め訪れる方々の罪穢れを払うため、約800もの風鈴が飾られます。「きれい! 音色がとても涼しげですね。僕も書いてみよう!」 わくわくしながら、大倉さんは風鈴の短冊に願い事を書きます。


もう一つ、松尾大社の名所「松風苑三庭」を訪れました。「上古(じょうこ)の庭」「曲水(きょくすい)の庭」「蓬莱(ほうらい)の庭」という3つの庭園は、作庭家、重森三玲氏が庭園技術の粋を集めたと傑作と言われ、昭和を代表する現代庭園です。

「亀は神様の使い。それに合わせて庭が作られたのか、『亀のように見える』とおっしゃる方もいます。重森さんらしさ際立つのが「曲水の庭」で、日光が庭全面に浴びるよう、あえて高い位置には植樹せず、ゆったりとした眺望が最大限に生かされています」と松尾大社の神主さんに説明してもらいました。

何匹も亀を飼うほど亀好きという大倉さんは「何度も来ていたのに、こんなに亀と縁が深い神社だと初めて知りました。お庭も本当に素敵で、幼い頃から親しんでいた松尾大社がアップデートされ、さらに大事な場所になりました」と、手持ちのカメラで、境内のスナップ撮影を楽しんでいました。



極上紅茶が新感覚で味わえる 「ロイヤルミルクティーソフトクリーム」

松尾大社の散策の後は、紅茶専門店「アンナマリア」で一息。風情ある日本庭園で、特選インド紅茶を使ったソフトクリームが味わえます。
大倉さんが選んだのは大人気の「ロイヤルミルクティーソフトクリーム」。インド紅茶のアッサムを低温殺菌無添加100%の生乳とブレンドした、オリジナルのスイーツです。
パクりと頬張ると、なめらかなソフトクリームの心地よい冷たさと、ほのかな甘さ、紅茶の華やかな香りが口いっぱいに広がります。

「これはもはや飲み物ですね! ロイヤルミルクティーを極限まで冷たくして、食べやすくしたような、新感覚のおいしさです! 甘さがほどよく、最後までしっかり紅茶を味わって食べられます。嵐山の大通りから一筋入ったところにこんなところがあるなんて! 隠れ家的な雰囲気も魅力的です」と大満足の様子の大倉さん。京都で収録のある時は、プライベートで松尾嵐山・洛西・桂地域を回っているそう。「まだまだ知られていない魅力溢れるスポットを巡って、皆さんに紹介したいです!」 大倉さんとめぐるマイナ〜な旅は、まだまだ続きます。(つづく)

福田美術館 (パンとエスプレッソと福田美術館)
TEL
075-863-0606
ACCESS
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3−16
最寄りバス停
嵐山(渡月橋北詰)、嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)
営業時間
10時〜17時 ※入館は16時半まで
定休日
展示替え期間、年末年始
松尾大社
TEL
075-871-5016
ACCESS
京都市西京区嵐山宮町3
最寄りバス停
松尾大社前
拝観時間
平日・土曜 9時〜16時
日曜・祝日 9時〜16時半
Anna Maria(アンナマリア)
TEL
075-871-5087
ACCESS
京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町13
最寄りバス停
嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)
営業時間
11時〜16時半
定休日
火曜日
大倉士門さんの今後の出演情報
KBS京都TV「京暮士門」
毎週金曜日22:00~22:30 ON AIR!
“京都愛強め”大倉士門が、人・まち・モノ 地元・京都の様々な魅力を発信する番組です。
HP:https://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/kyokura/
Instagram:https://www.instagram.com/kbs_kyokura/

読売テレビ「テッパン朝ライブ じゅーっと!」
毎週月曜日〜金曜日 あさ5:00〜 ON AIR!
大倉士門さんは木曜日レギュラーとして出演中です!
HP:https://www.ytv.co.jp/juutto/
Instagram:https://www.instagram.com/ytv_juutto

連載シリーズ「MOTTO! ハンケイ500m」とは?
京都市交通局による、地下鉄・バス利用促進の取組「MOTTO!」。後述の『「3つのもっと」を皆の「モットー」に』をコンセプトに、「市バス赤字系統の利用促進」、「地下鉄とバスを組み合わせた移動への誘導」を重点としたさまざまな取り組みを展開しています。
地下鉄・バス「MOTTO!」利用促進プロジェクト とは
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000342840.html
「3つのもっと」
- もっと周辺部のバスに乗ろう!
- もっと地下鉄を組み合わせて移動しよう!
- もっと沿線地域を活性化しよう!

そんな「MOTTO!」と、京都の多様な価値観を「バス停」を起点に発信してきた『ハンケイ500m』がコラボレーション。「MOTTO! ハンケイ500m」と題して、月1本のWEBコンテンツを発信していきます。
「3つのコンテンツ」
- もっと!ハンケイ500m!
『ハンケイ500m』で特集したことのないバス停や地下鉄の駅を中心に、多様な価値観を持つ人を探索し、ご紹介します! - あの日の登下校
「学生の街」京都ならではの学生グルメを紹介するシリーズ。地下鉄・バスに乗って登下校したあの日の思い出。エピソードを交えて、沿線地域の魅力を伝えます。 - 京都のマイナ~な旅
京都には、まだまだ知られていない素敵なスポットがいっぱい。マイナーな路線・沿線地域をまわり、文化人やアーティストがその魅力をご紹介します。
地域情報誌『ハンケイ500m』に収まりきらない京都の知られざる魅力や、地下鉄・市バス利用で出会える素敵な人やスポットなどを発信。もっともっと、京都の魅力を楽しめる連載シリーズが始まります!
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