コミュニティ・バンク京信が中心となって、コアパートナーとともに運営するQUESTION。本連載ではQUESTIONにまつわる人々の、街づくりへの熱い思いに迫ります。今回は、京都信用金庫 河原町支店の北澤可唯さんです。

京都信用金庫 河原町支店 主任 企業金融担当
北澤可唯さん
PROFILE
プロスポーツから学んだ社会貢献。「この街が好き」と感じられるように。
今回紹介するのは、QUESTIONビル6階、京信河原町支店に勤める若手職員、北澤可唯さんだ。北澤さんは1996年生まれ、京都市出身の元サッカー少年だ。将来は教師になりたいと京都産業大学で教員免許を取得した。しかし、教育実習で社会経験の乏しい自分が「先生」と呼ばれることに違和感を覚えた。「もっと、社会に出て視野を広げないといけない」と考え、京都信用金庫に入社する。
「経営に興味がありました。金融業界なら企業経営者から幅広く学ぶことができ、地域密着型の京都信用金庫なら自分が成長できると考えたのです」。
企業融資を担当していた2023年、大きな転機が訪れる。職員が枠にとらわれず自由にテーマを設定し、自ら計画・実行する研修制度「ヤングアドベンチャー」にチャレンジしたのだ。北澤さんが掘り下げたいと思ったテーマは、プロスポーツの「地域貢献」。研修先に選んだのは、野球やサッカー、バスケットボールなど、複数のプロスポーツチームが活動する横浜だ。
「金融機関がプロスポーツから学ぶと聞くと、意外に思うかもしれません。でも、社会貢献によりファンが増える、という点で共通しています。横浜では、競技普及だけではない、社会貢献活動のありように学びがありました」。
たとえばサッカーの横浜F・マリノスでは、社会貢献を目的とした一般社団法人を設立している。サッカー選手と子どもたちが一緒に、公園の古びたベンチを塗り直して修復する活動や、障がい者サッカー支援などを視察。北澤さんは協賛企業を巻き込みながら街づくりに貢献する方法を、京都信用金庫でも実践したいと考えるようになる。
「短期的利益を目指すのではありません。長期的な視野で地域との信頼関係を築くことが、将来のファンや利用者の拡大につながるとわかりました」。
研修から戻った北澤さんは、配属されていた北伏見支店で、障がいのある人が参加できる「インクルーシブフットサル体験会」を企画し、京都信用金庫と障がい者フットサルチーム「おこしやす京都FC」で共催。河原町支店に異動した今も、休日には参加してフットサルを一緒にしている。
「今は、教師を目指してはいません。しかし、教育やスポーツを通じて、子どもたちや社会に何ができるかを考え続けたい。学校のように、数字や評価指標には表れにくいものも大切にしたいです」。
歩む道が変化しても、北澤さんの思いは変わらない。北澤さんはこれからも、金融とスポーツの可能性を生かした、地域に寄り添う取り組みを続けていく。

QUESTION 1
今、情熱を傾けているのはどんな案件ですか?
8月に、QUESTION8階で「わくわく!Work Work!?地域のおしごとおたすけ隊」を開催します。幼児から小学生の親子が、町内の仕事を体験するイベントです。いつも見ているお店のことがよくわかり、興味が湧いてきます。
このイベントは、地域の人からの声を集めて話し合った結果、生まれたものです。河原町には地域を支えるお店が、大小たくさんあります。地域のみなさんが、新たな形でお店に関わり、そこからどんどんお店のファンになってほしいです。
QUESTION 2
大切にしている時間を教えてください。
スポーツを楽しみ、関わる時間です。障がいのある人のフットサルの取り組みも3年目、日本ソーシャルフットボール協会に共感いただき、そのご縁で日本障がい者サッカー連盟会長である元日本代表の北澤豪さんにもお会いしました。スポーツには、人と人とをつなぐ力がある。これからも楽しく広めていきたいです。
QUESTION 3
まちが、どんなふうに豊かになっていってほしいと思いますか?
「この街が好き」と思って住んでいる人が多いほど、街が豊かになると思います。たとえば気楽にスポーツができるコミュニティや、体育館やグラウンドがあり、応援するスポーツチームが地域にある。スポーツに限らず、音楽ホールの充実もいいですね。私が好きな街はスポーツ観戦で訪れる横浜や長崎、今治。でも京都には、他府県には無い、名店・名所がたくさんあります。愛する京都の街を、さらに豊かにするお手伝いをしていきたいです。
わくわく!work work!?地域のおしごとおたすけ隊!

親子で参加できる「おしごと体験」フェア。今回は河原町の7店舗が参加、ケーキのデコレーションや職人に教わるはんこ作りなど、多彩な体験ができる。
わくわく!work work!?地域のおしごとおたすけ隊!
日時:8月21日(金)13時〜16時
対象:未就学児〜小学生
会場:QUESTION8階 DAIDOKORO
定員:50名(先着)
参加費:1,500円(お子様1名につき・税込)
詳細・お申込みはこちら
QUESTION
TEL
075-585-4190
ACCESS
京都市中京区河原町通御池下ル 下丸屋町390-2
最寄りバス停
京都市役所前

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