キム兄の京都人あるある
京都出身の木村祐一が、京都人特有のあるある話をご紹介します!
あんまり好きじゃなかった写生大会。絵がねー、自分では下手っぴやと思ってるんで。小学生の頃は割と好きで、画材積んで自転車で西大路七条の洋菓子屋さんのビルを描きに行ったりして、その絵がのちに、世界を回るかなんかに選ばれて、ちょっとは自信あったんすけど。
それが萎えたのが中2かな。当時の美術の授業、担当の先生がこれまた絵に描いたようなアーティスト感溢れる男の先生でしたわ。髪と髭は長いし、なんか黒っぽい服装やし物静かやし。で、その容貌から、ついたあだ名が「Lビン(えるびん)」。当時のウイスキーで、ヒゲのL瓶、とかいう、ラベルに髭のおじさんが貼ってあるのが有り、そのまんま。で、ある日の授業でその瓶を描いて、しかも髭の部分を「L」で埋め尽くして出したのよ。そしたらLビン、見るや否や「ありがちやな。」萎えたね~、少年は。
大人になり、その思い出とともに味わうウイスキー角瓶。そらもぅ、芳醇ですわな。
よしもと祇園花月
木村祐一さんも出演している「よしもと祇園花月」では漫才、落語、新喜劇など生の“笑い”を 間近で体感してたっぷりと笑っていただけます。詳しくは「よしもと祇園花月」公式サイトへ!!
木村祐一
PROFILE
1963年京都市生まれ。お笑い芸人、タレント、俳優、放送作家、コラムニスト。特技は料理で、趣味は写真撮影と映画鑑賞、野球観戦など。近年では芸人としての活動だけでなく、役者としても活躍。映画『ゆれる』で東スポ映画大賞・第16回新人賞に選出。2008年には映画監督も務め、『ニセ札』(2009年4月公開)を制作。