能登半島のちょうど“真ん中”。
食材も豊かな石川県志賀町(しかまち)で、2026年1月、
「志賀町の魅力を、どう“届く形”にするか」を語り合う座談会が開かれました。
当日集まったのは、町長をはじめ、米農家、水産加工業者、醤油蔵、また道の駅や宿泊施設など、
志賀町の“食”を支える担い手たち。
料理研究家も交え、「志賀町の豊かさと多様性」が言葉となって紡がれていきました。
志賀町の魅力をたっぷりと紹介する、座談会レポート!
※本編は金沢日和のWEBサイトでぜひご覧ください。
この記事では、京都の『ハンケイ500m』編集部からの目線で、志賀町の魅力を切り取ってお届けします。


金沢からほんの1時間。地元の人たちが「ちょっとだけ旅気分」で、
気軽に訪れる「能登」は、心をほぐしてくれる、素敵なところ。
宿泊施設の隣に遊園地があったり、温泉があったり。
突然、週末の計画に差し込める気軽さがある。
食材の宝庫、自然豊かな「能登」に、
「行ってみたい」と思っていた京都人も多いはず。
そんな人たちに、今回の座談会レポートを通し、
能登の「志賀町」を紹介します!

① ずばり、志賀町の魅力は、「能登」が何でも揃っていること。
「良い潮目がある北部の海ではカニや甘エビ、緑豊かな南部では瑞々しく甘いスイカやカボチャ。
本当に食材が豊富なところで、海の幸、山の幸、すべてが揃ったまちです。地域ごと、季節ごとに収穫されるものもさまざま。
『能登半島の食材のすべてが揃うのは、志賀町なんじゃないか』と本気で思っています(笑)」。
座談会の冒頭、稲岡町長が話す言葉の中に、志賀町の「暮らしの豊かさ」が表れている。
この「暮らしの豊かさ」が、そのまま旅の魅力になる。それが志賀町だ。

地元で100年の老舗醤油蔵、カネヨ醤油の木村さん。
「ここに住んでいると、いろんなものをご近所からいただくんですよ。季節野菜とか旬の魚介類とかね。それがすごく嬉しい」と話す。
皆から笑顔で食材をもらい、それを分け合って、また笑い合うそう。
そのやり取りが、生産者から加工業者まで、志賀町の食材をさらに豊富にしているようだ。


②いろんな事業者が集まって生まれたレシピは、志賀町の“多様性”。
この日、志賀町の豊かさがいちばん分かりやすく形にあらわれたのは、
料理研究家えいさん考案の「レシピ」だ。
たとえば「イカの濃厚炊き込みご飯」。
能登ファーム志賀のもっちりした米に、スルメイカの味わい豊かな能西水産のいしる干し、
いこいの村のイカの塩辛、さらにカネヨ醤油のコクのあるうすくちを加え、料理研究家の知恵が入る。

「いしる干しはそのまま食べていたので、アレンジして料理になるという発想がなかったんです。
でも、他の食材と合わせて炊き込みご飯にすると、こんなにおいしいんですね」と語る、水産加工品を製造する能西水産の吉田さん。

独立して主張するそれぞれの食材が、うまくひとつの器にまとまると、他にない多様性が味わえる。
まさに、食材豊富な志賀町をミニチュアにしたようなレシピ。足し算じゃなく、重なりで旨味が立つ。まさに志賀町の絶品料理だ。
もうひとつは、「ころ柿とクリームチーズのトースト」。
ころ柿の芳醇な甘みに、塩気と酸味、黒胡椒が加わり、“つまみ”に着地する。
こういう印象的な一皿があると、旅先の記憶がぐっと具体的になるだろう。

レシピを考案し、実際に座談会でふるまった料理研究家のえいさんは
「足りない食材がないんです! ここにいたら何でも作れるなって思います。こんな地域があるんですね」と笑顔で話す。

このレシピと使う食材をパックにして、道の駅で販売したり、
全国発送やふるさと納税の返礼品にできないか、などの話も飛び出し、
座談会は大いに盛り上がった。
③若い次の担い手へ。 旅で感じたい、ちょっといい話
志賀町の食材や自然の豊かさは、人が積み重ねてきたもの。
だからこそ今、「どう継承していくか」は避けて通れないテーマだ。
道の駅などを営むいこいの村の小川さんは、名物のころ柿づくりの現場を知る人だ。
「今頑張っている方が高齢化している。町全体として、どうやって次の担い手につなぐかが課題です」と話す。
一方で、ころ柿のニーズはあるのだから「逆にビジネスチャンスでもある。まずは活躍できる場づくりをして若手を集め、次世代へつなげたい」と続けた。

志賀町は、「人のあたたかさ」も感じるところだ。
「50年近く、ずっとお米を作ってきた先輩方は、持っている知識をみんなに教えてくださるベテラン揃い。
それでも『自分なんかまだまだ素人』とおっしゃる。かっこよくて優しい方ばかりです」と話すのは、能登ファーム志賀の梶谷さん。
志賀町の米づくりに魅了され、祖父の跡を継ぎ米農家を営んでいる。いつも「絶対長生きしてください!」と心で叫ぶそう。
先輩の優しさとそれに応えたい若者の思いが重なり、技術の継承を支えている。

もし、志賀町で食したひと口が、感動的においしいとき、
この食材は「誰が作ってきたものか」、そして「誰が次につなぐのか」。
そんなことを考えてみてほしい。
あなたの滞在の時間が、少し深く、豊かなものになるだろう。

人のあたたかさに包まれ、それが故に豊富にある多種多様な美味。
京都を出発し、たまには金沢からもう少し足を伸ばして。
肩肘張らず、気楽にふらっと
能登の志賀町で過ごす旅を楽しんでほしい。

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