京阪神の話題のお店や隠れた名店を紹介する人気雑誌『SAVVY』『Meets』を発行する京阪神エルマガジン社と、京都を中心に多様な価値観を紹介するフリーマガジン『ハンケイ500m』や、若者の就職情報誌『おっちゃんとおばちゃん』を発行するユニオン・エー。
2社の期待の若手社員が、それぞれの仕事のおもしろさについて語り合いました。

株式会社京阪神エルマガジン社
吉田 暁音
PROFILE
SAVVY編集室。北海道札幌市出身。入社6年目。7歳からダンスをしていて、動きはキレキレ。

株式会社京阪神エルマガジン社
橋本 ひなた
PROFILE
ミーツ・リージョナル編集室。入社3年目。福岡県福岡市出身。飲み歩きが好き。日本酒ラブ。

株式会社ユニオン・エー
鈴木 毬乃
PROFILE
『ハンケイ500m』『おっちゃんとおばちゃん』編集部。入社4年目。滋賀県大津市出身。東方神起好きが高じて韓国語をマスター。

株式会社ユニオン・エー
木村 実那子
PROFILE
『ハンケイ500m』『おっちゃんとおばちゃん』編集部。入社3年目。東京都八王子市出身。趣味は麻雀と編み物。元リケジョ。

株式会社ユニオン・エー
久野 泰輝
PROFILE
『ハンケイ500m』『おっちゃんとおばちゃん』編集部。入社3年目。愛知県岡崎市出身。大学時代から演劇を続け、役者も演出もする二刀流。
トークテーマ1
編集者って、どんな仕事?
編集業の魅力とは。
木村:主に雑誌の企画を出して、取材先候補を挙げ、アポイントを取って取材する。その一連のフローを管理・進行までしています。複数の案件が同時進行するので、常になにかを動かしています。ユニオン・エーは部署が分かれていないので、営業も制作も、経理以外のすべての業務を編集者が担当しています。
吉田:なるほど! ユニオン・エーさんのお仕事はマルチタスクの極みですね。エルマガジン社の仕事の特徴は、編集室が独立していて、テーマごとに扱う情報量がとても多いということです。本当にたくさんの店をまわります。100ページの雑誌を作るために、200件以上のお店にアクセスすることもあります。
久野:たしかに、たくさんのお店が載っていますね。読み手としてわくわくしますが、作り手としては苦労も伝わります。ユニオン・エーの発行物は、文字が多いとよく驚かれます。例えば『ハンケイ500m』の特集はひとつ1300文字くらい。その人の価値観が伝わるよう、深掘りして聞いています。
鈴木:また、私たちの仕事は、多様な人に取材をするので、いろんなジャンルの専門家の話が聞けます。それが楽しいですね。この仕事をしていなければ出会えなかった人や聞けなかった話がたくさんあります。
橋本:さまざまな人と接することで、興味の幅や趣味が広がっていくのは、編集者の醍醐味ですよね。私も個性的な店主がいる店をたくさん取材するので、よくわかります。
木村:誌面にそれがよく出ていますよね。就職情報誌『おっちゃんとおばちゃん』では、大学生と接する仕事も多いです。誌面の企画を通じて、就職活動で悩んでいた大学時代の自分を、今の自分が救っているような感覚があって、うれしいですね。
吉田:素敵ですね。私は常々、編集の仕事は「旅」みたいだと感じています。常に新しいものに触れて、刺激があふれている。それがすごく楽しいんです。企画が生まれてから雑誌が完成するまでの全工程を見ながら仕事をしているので、できあがった雑誌には愛着もわきます。

トークテーマ2
仕事をする中での
大変なことや悩みは?
鈴木:『ハンケイ500m』は、アカデミックな記事も多いので、専門的な内容を一般向けにわかりやすく伝えないといけない。これはおもしろさでもあり、大変さでもありますね。
吉田:それは大変そうですね。私は取材対象者との距離感が難しいな、と感じています。橋本さんが担当している『Meets』は、店の人とどっぷり仲良くなって情報を引き出す取材が多いですが、私が担当している『SAVVY』はまた違います。明快で端的にお店を紹介するので、ライトに取材先と関わります。それが少しさびしく感じるときもありますね。
橋本:私の悩みは編集者に共通する悩みだと思いますが、そもそも編集の仕事は、フォーマットがないですよね。臨機応変に多様なことをするので、新入社員や未経験者に教えるのが難しいんです。だから、編集にキラキラしたイメージを持って入社して、ギャップを感じる人も多いのではと思いますね。

トークテーマ3
取材で感じる、
「京都」ってどんな街?
吉田:学生時代は京都で過ごしていましたが、京都は時の流れが違いますね。ゆっくり、のほほんって感じ。自分のペースで生きている人が多いところがとても好きです。
久野:すごくわかります。僕も演劇をやっているんですが、京都はこだわりを持つ職人や自分の好きなことを商売にしながら、マイペースで幸せに暮らす人もよくいらっしゃる。自分がしてみたいことや新しいことにもチャレンジしやすい街なのでしょうか。
橋本:なるほど、そうかもしれませんね。安くておいしいものも多い街ですが、取材を通じて、こだわりのある個性的なお店にもよく出会います。

トークテーマ4
次世代を担う若手編集者として、
これから発信していきたいことは?
鈴木:ユニオン・エーのさまざまな雑誌やメディアに携わって、いろんな価値感や生き方があることを知ることができて、世界が変わりました。そして、先輩たちが本当に楽しそうに生きていて、その姿がかっこいいと思います。そんな大人がいることや、人生には多様な選択肢があることを、多くの人に知ってもらえる仕事がしたいです。
木村:『ハンケイ500m』は「多様な価値観」の紹介がテーマです。社員も、多様な価値観を持っていて、それが「豊か」だと思っています。私はその空気感が大好きです。なので、自分もそのポリシーを守って受け継いでいきたいです。
吉田:私は大学卒業後、大学院に進学したのですが、大学院で学んだような専門的で価値ある情報を広く発信する仕事をしたくて、雑誌の編集者の仕事に就きました。いろんなカルチャーや読み物を、活字を通してキャッチーにカジュアルに届けていきたいです。
橋本:私が担当する『Meets』の企画会議では、企画の「おもしろさ」が重視されています。みんなが笑ったら、即採用!という雰囲気があります。そんな編集部が感じている面白さや思いを、読者に感じてもらえるような雑誌にしていきたいです。

協力:
『SAVVY』
https://savvy.jp/
『Meets Regional』
https://www.lmagazine.jp/meets/