1980年代から活躍するロックバンド、パール兄弟のライブが2025年12月17日に大阪、18日に名古屋で行われる。デビュー当時の4人組でのライブは35年ぶりだ。「原点回帰」のライブについて、ボーカルのサエキけんぞうさんは「二度とない内容のライブになると思う。絶対にお見逃しなく」と意気込みを語る。
パール兄弟は、サエキさんのほか、ギターの窪田晴男さん、ベースのバカボン鈴木さん、ドラムの松永俊弥さん。この4人で1986年のアルバム「未来はパール」でデビューを果たした。卓越したテクニックに裏付けられた知的なサウンドとシニカルな歌詞が熱狂的なファンを生んだ。
2013年、脱退していた松永さんと、デビュー後に加わったキーボードの矢代恒彦さんが復帰し、5人組で再始動。しかし、矢代さんが2022年に逝去するという悲しみがバンドを襲った。バンドはデビュー時の4人として初心に戻って活動する決意を新たにし、デビュー時の4人組としては1990年以来の今回のライブにつながった。

今回のライブについて、サエキさんは「再始動という場合、多くは以前のサウンドを再現したり、少しワイルドにしたりする感じだと思いますが、僕たちは全く生まれ変わった。エネルギーというか、興奮度合いが増しています」と言い切る。窪田さんはキーボード不在を補うべく、ギターの音色を研究したプレイを聴かせる。そこに、鈴木さんと松永さんという鉄壁のリズムセクションが加わる。「窪田のサウンドはまさにスペシャル。リズムの2人は切り込んでくるすさまじさがコワいくらいです。すごくダイナミックで、進化したサウンドへと変貌を遂げたと思います」と現在のバンドの姿を評する。
デビュー間もない1987年の大阪でのライブは今も伝説になっている。サエキさんも「関西は特に思い出深い場所。まさに阿鼻叫喚としか言いようのない盛り上がりで、バンドとしても活動のエンジンになりました」と振り返る。名古屋もテレビ番組を担当した縁があり「なんでも面白がってくれる気質がある街。それに応えたい」と気持ちを語る。
12月には矢代さんに捧げたタイトル曲を含む新作アルバム「ぼくらはここにいる」が発売される。先行配信されている「RUN-NEWバックステージ」では、TM NETWORKの小室哲哉さんが参加しており、大きな話題になっている。サエキさんによると、TM NETWORKがブレイクするきっかけとなったヒット曲「Get Wild」などでギターを窪田さんが弾いて以来の交流だという。小室さんは東京での11月12日のパール兄弟のライブにもゲスト出演し、ステージを大いに盛り上げた。

大阪のライブは元PSY・Sのボーカル、CHAKAさんがゲスト出演する。CHAKAさんについてサエキさんは「切っても切れない家族みたいな存在」と言い、過去には、PSY・Sにサエキさんが歌詞を提供し、窪田さんもギターで参加したこともある。名古屋は、4人だけでのスペシャル単独ライブとなる。
35年ぶりの原点回帰のライブ。どんな音を聴かせるのか、見逃せない。

パール兄弟 ツアー 2025 「ぼくらはここにいる」
2025年12⽉17⽇(⽔)
OPEN:18:00 START:19:00
会 場:梅田クラブクアトロ
ゲスト:CHAKA(ex PSY・S)
2025年12⽉18⽇(木)
OPEN:18:00 START:19:00
会 場:名古屋クラブクアトロ
TOUR FINAL! スペシャル単独ライブ
チケット:2会場共通
【⼀般】¥6,500(全椅⼦席 / 整理番号付)
【学割】¥2,500(スタンディング / 整理番号付)
※チケットは、クアトロ店頭、e+、チケットぴあ、ローソンチケットで好評発売中。
※学割はクアトロ店頭でのみ販売
※詳細についてはパール兄弟オフィシャルサイトをご参照ください。
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